2008/02/17(日)ガンダム00感想#19「絆」

ガンダム00の昨夜の放送分は、ヴァーチェ乗り目当てに毎回録画している私が報われた回でした。ナドレ出すし専用のトライアル・システムとやらを惜しげなく披露するし「万死に値する」も言ってくれちゃうし。(この台詞を言い放った瞬間、声優さんもすごく気持ち良かっただろうと思います)
けれど真骨頂はBパートの方かもしれない。いつの間にか仲直りして絆が深まっちゃったらしい刹那とロックオンにポカーンとして、そのあと「人間とは面白い」みたいなこと言いながらにっこりするんですよ? (注・今まで笑ったことのないキャラなんです。刹那に向けた銃を止めたロックオンに皮肉っぽく笑ったくらいで)
DVDがでるとしたら6巻めくらいでしょうか?それまでVHSテープを保存しておくことにしましょう。

2008/01/09(水)ドラマCD「欲望の犬」感想

※このログは成人向コンテンツの内容を含みます。

欲望の犬









私がこれを買った理由は、この日記を継続して読まれている方には容易に察せられたことと思います。「学園ヘヴン」のドラマCDでのたった一声が色っぽく聞こえたので、七条役の声優さんって「受」もできるのでは?とキャスト買いしたのです。(尤もBLCDで坪井さんは出演作は多くとも、メインで出ているのは「ヘヴン」以外はこれしかなさそうです)
リリースが比較的新しいので店頭で見つけられるかと思ったのですが見つけられませんでした。聴いてみてその理由の一端が腑に落ちた気がしました。これは特殊なCDです。タイトルはストーリーではなく濡れ場の雰囲気を写し取ってつけられたもののようです。

【あらすじ】検事の水上は雨の日に若い男・大貫を拾うが、彼の逞しい肉体に時めいたのを悟られて無理矢理抱かれてしまう。合い鍵を手に入れた大貫は水上の部屋に入り浸り関係は続く。快楽を貪るばかりか自らも積極的に大貫を誘う水上だが、自分の仕事を明かさない大貫に不信感を拭えずにいた。一方、水上にはかつての恋人で先輩の幸田もよりを戻そうと近づいてくるが?


まず、坪井さんが演じる水上の普段のクールさと、Hシーンの落差が凄まじいです。声を楽器に例えるのはよくあることですが、しいて言うならクロマチックハーモニカかマルチ音源のシンセサイザーかと評したくなる濡れ場は熱演としか言いようがありません。
三上さん演じる大貫は、遊び慣れた感のある肉体派ながら暖かみのある声で、水上のことは心底好きで大切にしているのが伝わってくるので、最初の獣じみた無理矢理のシーンも水上が苦しそうには聞こえません。しかしモノローグ担当の役には珍しく、水上が恋愛に臆病な理由をあまり自覚していないために、大貫の愛情を聞き手が感じ取れる分、水上が大貫を信じられず自ら関係を切り捨てようとする流れが分かり辛くなっています。大貫へ傾きつつある自分の気持ちを恋と認めるのを拒み、無理矢理意志でねじ伏せようとして心身がバラバラになっていく演技は素晴らしいです。最終的には大貫の謎も明かされて幸せになるので、タイトルやイラストからやくざっぽい話を期待したらむしろがっかりするかもしれませんが、私にとっては好みの方向に裏切られたので文句はありません。
あえて文句をつけるなら音だけでは状況が分かりづらい箇所があるところでしょうか。現時点で原作は未読ですので、読んだらまた別な感想を持つかもしれません。

16日追記:
原作を読みました。「犬」には「忠犬」という意味もあるらしいです。
最初のHシーン、原作とCDではやってることが違うように聞こえるので
すが、モノローグの坪井さんの声を中心に、大貫役の三上さんの位置が
移動していることに気づきました。

2007/12/01(土)学園ヘヴン プレイ中

ゲーム「学園ヘヴン」を今更ながら買ってきました。私はドラマCDから入ったので、今回買ったのはPS2版です。
家人の冷たい目に耐えつつ何周かしてみて、積んだので攻略情報をネットで探し、今はスチル集めをしているところです。
自分にはこの位甘い作品が合ってる気がします。操作性もいいし、シナリオも破綻してないし、ミニゲームは反射神経に自信のない自分でも普通にクリアできるし。
けれども、この作品はPCゲーム、CDドラマ、アニメ、コミック、ラジオとメディア展開したものなので、それらの収益(見込み)に支えられた側面もあるのだと思います。既に予約して到着を待っている咎狗も、フィギュア他関連商品が出ていますが、逆に単独メディアだけでヒットを当てるのは難しい時代になているのでしょうね。

2007/08/12(日)DVD1巻「地球へ」第3回感 想

第3回のラストシーンで気づきました。ジョミーをアタラクシアへ送らせる役目をリオに任せた理由です。ブルー酷い。
リオは声が出ない(原作の「口がきけない」は現代では避けるべき表現なのでしょうか?)ので、万一人間に捕まったとしてもシャングリラやミュウの現体制について漏らす心配はない。
もちろん、それは思念で交流できない人間相手に抗弁もできないことを意味し、現実にジョミーと二人ながら捕らえられて拷問されている訳で。アニメオリジナルの改変なので他部分の調整が行き届いてないせいなのか、成層圏に飛び出したジョミーのことは皆心配していてもリオのことは水中場面の直後ブルーが「ジョミーとリオが危ない」と救援要請をしているだけで、助けが行った描写は3回までにありません。(リオは自力で崩壊した建物から這い出したあと倒れた描写はあり)
仮にリアルタイムで放映を見ていて、これで次の回フォローが入らなかったら第5回からは確実に見限ってたと思うのでそうでなくて良かったと思うのです。昨日の第19回分でもジョミーの第一側近としてリオは健在なのが確認できていますので、何れにせよ帰還できたはずではあるのですが……。

2007/08/10(金)地球へ…第一回放映他感想

※テレビ版第一回放映分のねたばれあります。

DVDやっと見れました。アニメオリジナルシーンで、フィシスを見ているジョミーから、幻影のブルーが剥がれて分離するところと、誕生日前夜、心理検査のため浴室から運び出されたジョミーに母が「せめて何か着せてやって」とパジャマの上下を差し出すシーンは良かった。
特に後者の気遣いは、制作スタッフに女性がいることが大きいと思いました。映画では原作で腰に巻いていたタオルもなしで裸で倒れていたし、起床後パジャマのズボンを脱ぎ捨てて身支度する動作も男の子らしいおおざっぱさではあったけれどあまり好感は持てなかったので。そういえば、冒頭の、ブルーの叫びにシンクロして飛び起きるところも映画では上半身裸だったのにアニメではきちんとパジャマを着ていましたね。

初回版特典のCDも良かった。「シャングリラ学園」は笑いました。ブルーの台詞はほぼ元通りなのに、状況を変えただけで完全なギャグストーリーになるなんて。「放置しておけば抹殺される」要素を除けばジョミーの反応はこっちが正常だろうなあ。
しかしこのブルー、部分的によその人が混ざってないか? 中でも「てへっ」(棒読み)はないだろう。